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脳休ヘッドマッサージⓇ上級コースの講座が開催されました。
今回の主役は、先月初級コースを受講された、グループホームで介護のお仕事をされているOさん!
なんと、お仕事の合間にこっそり…いや、しれっと⁉︎ 頭ほぐしの練習をされているそうなんです。

利用者さんのお風呂介助のとき、シャンプーのお手伝いをしながら、
頭頂部や側頭部をやさ〜しく、ふわっとほぐしているとのこと。
(えっ、それってもう“実践”では…⁉︎)
しかもその流れで、利用者さんが「お風呂入りたいな〜」と思えるような
自然な空気づくりまでされているそうで…!
さりげないけれど、ものすごく深いケアだなぁと感じました。
“介助”という言葉の奥にある、“寄り添い”や“導き”の力。
それを、日々の現場でやさしく、ユーモアを忘れずに実践されているOさん。
ほんと、素敵すぎます。(拍手〜!)
防災月間に合わせて、名古屋市港防災センターへ行ってきました。

伊勢湾台風の記録や風水害への備え、地震体験室、煙避難体験などができる、まさに“体験型”の防災施設です。
中でも印象的だったのが、地震体験室。
過去の大地震の揺れを再現したシミュレーションで、初期行動の大切さを実感。
ただ怖がるだけじゃなく、「どう動くか」を知ることで、頭の中の行動原則がバージョンアップされた気分です。
そしてもうひとつ、驚いたこと。
皆さん、「ダンゴムシのポーズ」ってご存じですか?
頭と首を守るように体を丸める、避難時の基本姿勢。
今の小学生はこのポーズで避難訓練をしているそうで、娘にとっては常識。
昭和育ちの私には、なんとも新鮮でした。

さっそく地震体験室で実践してみたところ——
頭と首は守れるけど、手は犠牲になるんじゃ…?と、ふと疑問。
後日、防災士の兄に話すと「足を守れば逃げられる。それが一番大事」と冷静な回答。
今度揺れが来たら、きっと私はダンゴムシになります。
できれば、スマートに。できれば、静かに…(笑)
そして思ったんです。とっさに動けるって、脳がスッキリしてるからこそ。
思考の回転を軽やかにしておくには、日頃から“脳を休める時間”が必要。
頭をゆるめて、心をほどいておくこと。
それが、いざという時の冷静さと行動力につながる——
そう思うと、日々のケアが未来の安心を育てているような気がします。
月に一度、スクールで開催している「うたたねさろん」。
受講生の方はもちろん、一般の方もご参加いただける、スクール講師による施術イベントです。
私が担当するのは、脳休ブレインヒールヘッドコース。
頭・首・肩・顔・耳を、体調に合わせてオーダーメイドでほぐしていく、60分のドライヘッドコースです。

今日は、スクール卒業生で、現在ヘッドマッサージサロンに勤務されている方が来てくださいました。
日々、お客様の首肩コリに向き合っている彼女ですが、ご自身のメンテナンスはなかなかできず…。
「自分のケアも必要だなと思って」と、うたたねさろんに足を運んでくださいました。
施術では、首肩がガチガチに固まっていたため、背中からアプローチしながら、首肩まわりを重点的に。
もちろん、頭もじっくりと。特に頭頂部が硬くなっていたので、前頭筋・側頭筋・後頭筋を丁寧にほぐしていきました。
施術後には「わぁ~スッキリした!」と、笑顔でご感想を。
その一言に、私もほっと癒されました。
うたたねさろんは、がんばる皆さんの“ひと息”の場になれたらと思っています。
次回の開催も、どうぞお楽しみに♬
先日、「美しくしなやかに更年期を迎えよう」という講座に参加してきました。
講師は、元看護師でホメオパス、全国で講演会を開催されている、井上まゆみさん。
とてもあたたかく、前向きな視点で更年期を語ってくださって、
私のサロンのコンセプトにもぴったりだと感じました。
印象的だったのは、「更年期は女神になる準備期間」という言葉。
これまで私たちは、誰かのためにエネルギーを注いできました。
子育てをしてきた人もいれば、家族や仕事、社会の中で役割を果たしてきた人もいます。
妊娠や出産を経験していなくても、人生の中で多くの責任や思いやりを抱えてきたことに変わりはありません。
更年期は、そんな私たちが少しずつ外側の役割を手放し、内側の自分に戻っていく時期。
それは「終わり」ではなく、「ステージの変化」。

そして、こんな話も教えていただきました。
哺乳類の中で、閉経後も30年、40年と生きる種は、なんと人間とシャチ、ゴンドウクジラだけ。
ほとんどの動物は、閉経とともに寿命を迎えるのだそうです。
でもシャチのメスは、30歳で閉経したあと、なんと90歳近くまで生きる。
その50年間、彼女たちは群れの中で「おばあちゃん」として、若い世代に生きる知恵を伝え、孫たちを守り、導いていく。
この「閉経後の知恵の時間」が、群れの生存にとって欠かせないことがわかっているそうです。
人間も同じ。更年期は、ただの通過点ではなく、知恵と愛を注ぐ「女神の時間」の始まりなのかもしれません。
揺らぎはあるかもしれません。
でも、その先には、もっと自由で、もっと豊かな「女神としての私」が待っている。
更年期は、女神になるための静かな準備期間。
講座の日は、毎回ちょっといい話が生まれます。
今日の参加者さんは、訪問看護師のMさん。
美容院でヘッドスパを受けるのが大好きで、
「自分でもできるようになりたい!」と思ったそう。
でも、髪を濡らしたり乾かしたりするのはちょっと面倒…。
そんな時に、ネット検索で当スクールの“ドライ”ヘッドに辿り着いてくださいました。
「子どもにも、訪問介護のスタッフにもやってあげたい」
「早く覚えて、家族にも教えて、自分の頭もほぐしてもらいたい!」
と、笑顔で意気込む姿がとても印象的でした。
もうお一方は、介護士のNさん。
利用者さんにもっと“いきがい”を感じてもらいたいと、
ハンドケアやネイル、メイクなどの介護美容を学ばれているそうです。
その一つとして、ヘッドマッサージも取り入れたいと受講されました。
「喜んでもらえることを、どんどんやっていきたい」
そんな想いが言葉の端々から伝わってきて、心がじんわり温かくなりました。
職種は違えど、お二人とも“癒したい”という気持ちは同じ。
今日もまた、小さな物語が芽吹いていました。
